三重・火災: 800人作業中、トヨタ車体いなべ工場燃える

 ◇4階一部400平方メートル焼く 全員避難

 20日午後5時半ごろ、三重県いなべ市員弁(いなべ)町市之原のトヨタ車体いなべ工場で火災報知機が鳴り、社員が119番した。同県桑名市消防本部や県警いなべ署などによると、塗装工程のある第2工場4階から黒煙が上がり、4階の一部約400平方メートルを焼いた。作業中の従業員にけがはなかったが、消火作業中の消防署員が煙を吸って病院に運ばれた。

 トヨタ車体などによると、第2工場は鉄骨造り4階建てで1階が組み立て工程、2〜4階が塗装工程となっている。4階(約1万6500平方メートル)は通常無人で熱風による乾燥炉がある。いなべ署によると、出火当時、第2工場では約800人が作業中だったが、全員が無事に避難した。

 桑名市消防本部によると、消防車など14台が出動し、午後8時40分ごろに鎮火した。同消防本部は午後7時14分、危険防止のため第2工場の使用停止命令を出した。21日午前9時半から現場で出火原因などを調査し、解除の可否を判断する。

 トヨタ車体はトヨタ自動車の完全子会社で、愛知県刈谷市に本社を置く。いなべ工場は約80万平方メートルの敷地に第1、第2、部品、成形の4工場があり、2200〜2300人が働いている。トヨタのミニバンの主力工場で、ハイエースやアルファードなど3車種を生産している。火災で製造・出荷に影響する可能性もある。【田中功一、松本宣良】

2017年03月20日 21時41分

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