東京都渋谷区の歯科医師宅で06年12月、長女の短大生、武藤亜澄さん(当時20歳)が殺害され、遺体を切断された事件で、殺人と死体損壊の罪に問われた兄の元予備校生、勇貴被告(23)に対し、東京地検は12日、東京地裁(秋葉康弘裁判長)の公判で懲役17年を求刑した。
起訴状によると、勇貴被告は06年12月30日、自宅で亜澄さんの首をタオルで絞め、水を張った浴槽内に沈めて殺害。遺体を包丁とのこぎりで切断した。
公判では、勇貴被告の精神鑑定を行った鑑定医が出廷し「殺害時は善悪を判断することが著しく困難な心神耗弱、遺体損壊時は刑事責任を問えない心神喪失だった」と報告している。【伊藤一郎】
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